遮音複合フローリングの施工方法

保管上の注意

・水がかかりやすい場所、湿気の強い場所、直射日光の当たる場所での保管は避けてください。

・保管には、水平な場所に同じ高さのリンギを置いて水平に保管してください。

施工前の注意

施工手順
下地の点検

下地はスラブ厚が150mm以上あることが、基本となります。
下地の不陸は床材施工後の外観や歩行感等に影響します。
モルタル下地の場合、含水率が10%以下である事を確認してください。打設後、夏期で3週間、冬期で4週間が目安になります。
乾燥が不充分な場合は接着不良や床材の反り、隙、突き上げの原因になります。
地形や地質、湿式工事の影響による水分(湿気)には充分ご配慮ください。


乾燥状態の確認方法
最も乾燥しにくいと思われる部分の下地表面を最低1ヶ所選定し、1mX1m程度のポリシートの四角を布テープ(ガムテープ)止めにより
被覆密閉し、24時間以上放置後、下地表面が濡れ色、ビニールシートの表面に結露していないか、黒く変色していないことを確認して下さい。
凸凹、段差は下地補修剤にて修正し、不陸は1mあたり3㎜以内であることを確認してください。
(石膏系のセルフレベリング材は使用しないでください。接着不良の原因となります。)
施工面に粉ふきやホコリ、油・水分等がある場合には充分に除去、清掃してください。接着不良の原因となります。

準備する接着剤
ウレタン樹脂接着剤(1液ウレタンタイプ)を使用し、クシ目ゴテでします。均一にクシ目がはっきり付くように塗布してください。
推奨接着剤以外をご使用になりますと、床鳴りや接着不良などの原因となります。
酢酸ビニル系(白ボンド)アクリル系エマジョルなどの水性系接着剤は使用しないで下さい。
推奨品:オーシカ株式会社 セレクティー UR-145(もしくは同等品)
塗布量、作業温度範囲、オープンタイム、貼り付け可能時間については各接着剤メーカーの施工説明書に従ってください。

施工上の注意


床材の割付、墨出し、仮並べ
天然木を使用しているため、色や木目に特有の違いがあります。施工前に必ず仮並べをして、色・柄のバランスをご確認してください。
万が一、床材表面に損傷や塗装の不良等がございましたら、お手数をおかけいたしますが施工前にお買い求め店、
また 当社までお申し出下さい。 施工後のお申し出には応じかねます。

 

 

 


墨出し
部屋の中央に基準線を墨出しして下さい。 
廊下や壁際など、隅部の納まりを考慮して、基準線を平行移動し、
張り始めのスタートラインを墨出して下さい。

床張り
突き上げ、隙などの不具合が発生する場合がありますので、連続した長い床張りとなる場合は、床材の伸びを吸収する
ために見切り材を入れて、床材と見切り材との間に2~3mm隙間を持たせて施工してください。
床材が膨張し、突き上げが生じる恐れがあるため、壁面との間に3~5mm程度隙間をあけてください。またこれを隠すため巾木を
後付してください。

下地確認後、接着剤を専用クシ目ゴテで下地全面に塗布し、施工の際は絶対に足で蹴り込んだり、無理に叩き込んだりしないでください。
長手方向のジョイント部は軽くふれる程度に寄せ、短手方向のジョイント部は0.2㎜程度の隙間をあけて施工してください。
床材をできるだけ近くに置いて横ズラシをなるべく少なくし、接着剤が床材のジョイント部分に溜まらないように施工してください。
接着剤が溜まったまま硬化すると歩行感が悪化したり、割れの発生等、防音性能を低下させることがあります。
接着剤が床材の表面に付着した場合は、直ちに乾いたウエスにシンナーまたは、アルコールを染み込ませて拭き取ってください。
水は使用しないで下さい。
*表面の仕上げ、無塗装品の場合、表面に接着剤が付着した場合、拭き取っても後にオイル塗装や着色塗装した際に塗料が染み込まず、
 跡になる場合がありますので、ウエスで拭き取った上接着剤が付着した部分を240番以上のサンドペーパーで研磨して下さい。
 オイル塗装の場合も接着剤痕が目立つ場合は、240番以上のサンドペーパーで研磨した上、オイル塗料をすり込んで下さい。


際根太について

開口部及び壁面では床材裏面の遮音材をカッターで除去し、際根太で補強してください。
「際根太を使用する部位」・・・玄関框、床見切り、掃出し、ドア沓摺り、サッシ、和室敷居等との突き付け部。
際根太は接着剤でしっかりと固定してください。次に際根太に当たる床材裏面の遮音材を、際根太に合わせてカットしてから床材を
接着剤で固定してください。
際根太を使用しないと段差、隙間、床鳴りの原因となります。
 同梱の薄板は厚みを合わせて際根太としても使用できます。

※床材の端部(サネ部分)が際根太から少し出てしまう場合(40㎜以下)、サネが破損する可能性があるため際根太の巾を調整してお使い
 下さい。 際根太が隣の床材にも20mm程度かかるように調整して下さい。
「際根太を任意で使用する部位」・・・壁際の巾木下の際根太の設置はお施主様、ゼネコン様、施工業者様で協議の上、仕様をお決めください。
※際根太を入れる場合は、際根太を接着剤で固定し、伸縮吸収のため際根太上の床材部分は固定しないでください。
※際根太を入れた場合、家具等が傾く場合があります。家具の転倒防止器具などをご使用ください。
※際根太を入れない場合、壁際を歩いたときや、家具等を置いたときに巾木の下に隙間が生じます。

 

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施工後の注意

施工後、床材の浮き・接着不良のないことを確認します。※浮いた部分は重しを乗せ接着剤の硬化する時間を過ぎたら重しをはずして下さい。

①表面保護のため必ず養生シートを前面に敷いて、砂などが入らないように養生してください。ただし床材に直接養生テープを使用することは避けてください。塗装剥離を起こす可能性があります。

②養生シートを敷いた後で作業を行う場合は、床材表面に傷をつけないようにフロア養生板でさらにカバーすることをお勧めいたします。

③ストーブ・電気カーペット等をご使用の場合は、狂いが生じる可能性がありますのでご注意ください。